研究紹介 > 特集一覧 > 2015年の特集一覧 > 特集:第3回「合板の日」記念式典において、(研)森林総合研究所が林野庁長官表彰を受ける。
更新日:2015年11月26日
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林野庁長官から表彰状の授与を受ける沢田理事長 |
去る平成27年11月6日(金曜日)に新木場タワー(東京都江東区新木場一丁目7-22)で開催された第3回「合板の日」記念式典において、(研)森林総合研究所のこれまでの合板業界に果たした功績が評価され、林野庁長官表彰を受賞しました。
「合板の日」は、環境に優しく安全で良質な材料である合板の良さを多くの方々に知って頂き、合板の利用範囲をより広げて需要拡大を図っていくことを目的に、公益財団法人木材・合板博物館、日本合板工業組合連合会および日本合板商業組合により11月3日に定められました。これまで11月初めに記念式典が開催され、今回が3回目です。
今回の式典には240名もの参加者があり、先ず主催者を代表して、吉田 繁木材・合板博物館理事長が挨拶され、今井敏 林野庁長官と寺﨑久明 東京都産業労働局農林水産部長の来賓祝辞に続き、岡野健木材・合板博物館館長から受賞者、受賞理由の紹介がありました。
来賓祝辞を述べる今井 敏林野庁長官 | 井上篤博日本合板工業組合連合会会長から感謝状及び 副賞の授与を受ける沢田理事長と鈴木理事、田中理事 |
岡野館長は、森林総合研究所研究報告より、1. 単板切削、単板乾燥、2. 合板製造・性質、3. 接着・接着剤、4. ホルムアルデヒド放散などに分類して、これまで行われてきた森林総研の研究を紹介され、受賞理由として、1. 国産材を活用した針葉樹構造用合板の開発、2. ホルムアルデヒド問題への対応、3. コンクリート型枠用合板の開発、4. 住環境改善と国産材需要拡大を挙げられ、その功績を称えられました。
その後、沢田理事長が林野庁長官から表彰状の授与を受け、引き続き、井上篤博日本合板工業組合連合会会長から感謝状及び副賞の授与を受けました。最後に、沢田理事長が受賞者挨拶をして、記念式典は終了し、引き続き、講演会が開催されました。
受賞者を代表して挨拶する沢田理事長 | (研)森林総合研究所の受賞関係者 |
講演会では、森林総合研究所フェローの神谷文夫 セイホク株式会社技師長が「ネダノンの開発」と題する講演を、続いて、森林総合研究所複合材料研究領域複合化研究室長の渋沢龍也が「国産材を活用した型枠合板の開発」と題する講演を行いました。その後、懇親会が開催され、産官学民の交流がなされました。
ネダノンの開発について講演する森林総研フェローの 神谷文夫 セイホク株式会社技師長 |
国産材型枠合板の開発について講演する 渋沢龍也 複合化研究室長 |
表彰状と記念盾 |
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