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更新日:2010年6月1日

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自然探訪2007年4月 コツバメ

コツバメ(Callophrys ferrea

木々の葉がまだ萌え出たばかりの浅春だけに成虫が現れるスプリング・エフェメラル。北海道、本州、四国、九州に分布。春の間に卵・幼虫期間を過ごし、夏から翌春までの約10か月を蛹の姿で過ごす。幼虫はツツジ科、バラ科、マメ科など多くの植物の花や蕾を食べる。平野部に多いチョウではないが、山地に行けばまだ裸の林でアセビやニリンソウなどの花を訪れている姿を見つけることは難しくはない。林道に突き出したあまり高くない枝先などにとまって、生意気にテリトリーを張っている雄の姿をみかけると、ああ今年も確かに春がやってきたなと実感できる。標高の高い山、北の地方はこれから。

 

 

 

コツバメ

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