成長に優れた苗木を活用した施業モデルの開発

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優良苗活用プロジェクト:戦略的プロジェクト研究推進事業 「成長に優れた苗木を活用した
施業モデルの開発」(H30-R04)

トピック

・I-Forestsが公開されました。(I-Forests 紹介ページへ

・公開シンポジウムが開催されました。

・プロジェクト全体を通して、再造林コストの3割削減が可能となる施業シナリオの構築を達成しました。 (成果パンフレットページへ)

・コンテナ苗育苗時のコスト計算が可能となる工程管理表を作成しました。(工程管理表配布ページへ)

picture, エリートツリー写真 picture, 植栽地写真

プロジェクトの概要

日本の人工林の約5割は主伐可能な時期を迎えています。しかし、主伐収入に対して高い育林経費や労働力不足のため、消極的な伐期延長や造林未済地の発生にみられるように、主伐-再造林が進まない状況にあります。主伐と植栽による更新を確実に行い、資源の循環利用を進めるためには、造林-保育作業全般を省力化・低コスト化するための技術開発が重要となります。林野庁が平成29年3月に策定した「森林・林業・木材産業分野の技術開発戦略」では、低コスト造林の技術開発の方向性として、成長に優れた苗木を活用した下刈り省略手法や低密度植栽手法の開発・実証の推進が示されています。また、平成25年に改正された「森林の間伐等の実施の促進に関する特別措置法」に基づき、第2世代精英樹等、成長に優れた樹木について苗木生産の基盤となる採種園、採穂園の整備が進められています。これらの苗木の普及を間近に控え、成長等に優れた苗木を林業現場で活用するための技術体系の構築が求められています。

このため本研究では、

1.成長に優れた苗木の育苗技術の高度化
2.低コスト初期保育技術の開発
3.成長に優れた苗木による施業モデルの構築

により、植栽後に性能を確実に発揮させるための育苗方法・出荷規格の確立とGIS及びリモートセンシング技術による立地評価、性能を最大限に活かした下刈り省力化手法と育種や保育面からのシカ食害対策への応用に関する技術を開発するとともに、育苗から収穫までを考慮した低コスト・省力的な施業モデルを構築することを目標とします。この施業モデルは、育林コストを30%以上削減するものとし、カスタマイズ可能な支援ツールに実装して現場への普及を進めます。

研究プロジェクト代表 宇都木 玄

最近の更新

・プロジェクト・サイトが完成しました。 (2023.9.21)

このプロジェクトの構成

このプロジェクトは大きく3つの項目で構成されています。

成長に優れた苗木の育苗技術の高度化

成長に優れた育種素材を開発するのと共に、苗木の質を高めるグルタチオン施用技術の開発に取り組みます。

低コスト初期保育技術の開発

成長に優れた品種や樹種を用いることで、下刈り回数の削減・シカ食害の早期回避が期待されます。そこで、地形や地位に応じた成長に優れた苗木の成長特性の解明、雑草木との競争関係の解明、シカ食害を低減する品種や施業方法の開発に取り組みます。

成長に優れた苗木による施業モデルの構築

成長に優れた品種を用いた場合に、木材の価値が損なわれないような施業方法を検討するとともに、既存のシステム収穫表を成長に優れた品種に対応できるよう改良を進めました。さらに、他課題の成果を取り入れた新たな収支予測ツールの開発に取り組みます。

このプロジェクトサイトの構成