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更新日:2021年12月3日

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森林への放射性セシウム拡散と分布

 

 

東京電力福島第一原子力発電所の事故による放射性セシウムの拡散により東日本の森林は広く汚染されました。環境省のまとめによると、年間被曝量が1mSv/y以上(2013年9月18日)の森林面積は、福島県で約43万ha(福島県の森林の44%)、福島県以外の森林では36万haと推定されています。
航空機による上空からのモニタリング結果によると、東日本の空間線量率はしだいに低下していると報告されていますが、森林内の状況については現地調査による確認が必要です。
100万Bq/m2以上の汚染された森林における樹木の材積は33百万m3、全バイオマスは21百万トンと推定されました。

 

原子力規制委員会

森林総合研究所

国立研究開発法人日本原子力研究開発機構

IAEA

  • The Fukushima Daiichi Accident(外部サイトへリンク)
    東京電力福島第一発電所の事故に関する報告書が2015年に公表された(全5巻)。森林に関しては第4巻に記述があり、森林の汚染については4.1.2. Releases of radionuclides to the atmosphere and radioactivity in the terrestrial environment(大気中への放射性物質の放出と陸上における環境中の放射能)及びAnnex IIIに示されている。そのほか、動植物への影響については4.5. CONSEQUENCES FOR NON-HUMAN BIOTA(人以外の生物に及ぼす影響)に記述されている。

 

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