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更新日：2025年3月26日
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優良品種・技術評価委員会
優良品種・技術評価委員会
森林総合研究所林木育種センターでは、成長や材質に優れた品種、花粉の少ないスギ品種、マツノザイセンチュウ抵抗性品種などの品種の種別ごとに一定の基準を設けて基準を超える優良な品種を、開発した新品種として普及しています。
平成21年度に、品種開発における基準をより明確化することで開発品種の更なる質的向上に資するため、当センターに外部有識者を加えた優良品種評価委員会を設置しました。
委員会においては、これまでの都道府県及び国有林野事業と当センターの連携による品種開発に加えて、都道府県や民間等が独自に開発した品種についても評価の対象とし、社会的ニーズに対応した、より一層の林木育種の円滑かつ的確な実施の推進を図ることとしています。
また平成23年度から、優良品種の種子や穂木の質や量に影響を与える採種園・採穂園の管理技術の水準の向上を図ることを目的として、委員会が優れた技術や管理を行っている技術者・団体等を優良な育種技術を有する者（優良育種技術認定者：シードマスター）として認定することになりました。
これに伴い、優良品種評価委員会を優良品種・技術評価委員会とし、委員会の設置要領を一部改正しました。
国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所林木育種センター優良品種・技術評価委員会設置要領（PDF：192KB）
優良品種評価申請書等様式（ワード2007：18KB）
品種評価基準
優良品種・技術評価委員会が品種の種別ごとに定めた評価基準です。
品種開発実施要領
林木の品種開発に際して行う調査・検定の方法を定めています。
令和6年度優良品種・技術評価委員会（第2回）
令和7年1月28日に優良品種・技術評価委員会を開催し、委員会における討議の結果、花粉症対策品種等として申請のあったスギ5系統、初期成長に優れた第二世代品種として申請のあったスギ7系統、マツノザイセンチュウ抵抗性品種として申請のあったクロマツ3系統およびリュウキュウマツ5系統が品種評価基準を満たしていると評価されました。
品種評価
花粉症対策品種等
スギ 4系統（関東育種基本区、無花粉スギ品種）
スギ 1系統（関東育種基本区、少花粉スギ品種）
初期成長に優れた第二世代品種
スギ 7系統（関東育種基本区）
マツノザイセンチュウ抵抗性品種
クロマツ 3系統（関西育種基本区）
リュウキュウマツ 5系統（九州育種基本区）
令和6年度優良品種・技術評価委員会（第1回）
令和6年7月26日に優良品種・技術評価委員会を開催し、委員会における討議の結果、気候変動適応性に優れた品種（耐乾性）として申請のあった4系統（林木育種センターの申請）及びマツノザイセンチュウ抵抗性品種として申請のあったクロマツ5系統（林木育種センター九州育種場の申請）が品種評価基準を満たしていると評価されました。
品種評価
気候変動適応性に優れた品種（耐乾性）
スギ 2系統（東北育種基本区）
スギ 1系統（関西育種基本区）
スギ 1系統（九州育種基本区）
マツノザイセンチュウ抵抗性品種
クロマツ 5系統（九州育種基本区、第2世代）
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