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更新日:2010年5月31日

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森林資源の利用 Q14

  • Q14 : わからないきのこ(食用かどうか)の調べ方は?
  • A14 : 日本には約2500種のきのこが知られていますが、このうち食べると中毒を起こすもの、有毒な化学成分を含んでいることが分かっているものを合計すると約300種あります。きのこを正しく見分けるには、先ず正確に観察することが大切です。きのこが何から発生しているのか、発生している場所にはどのような樹木があるのか、またどのような環境で発生しているのか、が観察のポイントです。採取したきのこを同定するのに必要なのは図鑑などの書籍類です。きのこを種々の図鑑の図や写真、文章の説明と照らし合わせて、種を絞ります。きのこの傘、ひだ、柄、肉について詳しく観察します。きのこのひだの色や胞子紋の色は大まかなグループの見当をつけるのに役に立ちます。きのこを切ったり傷つけたり、嗅いだり、噛んで味見することも必要です。図鑑によっては同定のための検索表が付いているものがありますが、正しい判定には、胞子や菌糸などの顕微鏡観察が必要となります。公立試験研究機関のきのこの専門家やきのこアドバイザー(日本特用林産振興会:http://www.nittokusin.jp(外部サイトへリンク))に相談することも役に立ちます。

(きのこ・微生物研究領域))

 

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