研究紹介 > 森と木のQ&A > 森林資源の利用 > 森林資源の利用 Q24

更新日:2010年5月31日

ここから本文です。

森林資源の利用 Q24

  • Q24 : 木材を好きな色に染色するにはどのようにしたらよいのですか?
  • A24 : 木材の染色は昔から工芸品の分野でよく使われ、箱根細工などが有名です。最近は木材の調色技術の一つとして、漂白と組み合わせて施工されたり、また人工的に銘木の色や木目を創り出したりカラフルな色を自由に表現したカラーウッドを製造する技術として広く利用されています。
     染色は、顔料や化学薬品を使用する着色と、染料を用いて染める染色とに大別されます。この他にも、焼き焦がしなどもあります。
     染色方法として、木材表面に染料をスプレーで塗布する方法や、単板や板材の内部まで染色される浸漬や減圧・加圧による注入方法、さらに立木状態で樹木全体を染色する立木染色法などがあります。
    むらなくきれいに染色するためには、浸透性のよい木材(樹種)を選択し、その樹種と相性の良い染料を選ぶことが重要です。

(木材改質研究領域)

お問い合わせ

所属課室:企画部広報普及科相談窓口

〒305-8687 茨城県つくば市松の里1

電話番号:029-829-8377

FAX番号:029-873-0844

Email:QandA@ffpri.affrc.go.jp

電話受付時間 9時30分~12時00分、13時00分~16時30分 土日祝祭日除く