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更新日:2010年5月31日

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森林資源の利用 Q36

  • Q36 : 建築解体材などを原料としたパーティクルボードを床の下地材として使って大丈夫ですか。
  • A36 : 厚さ15mmのパーティクルボードは根太床の下地材として通常使われています。この根太床と比較して、写真1に示すように根太を省略した床組の下地材として厚さ30mmのパーティクルボード(厚物パーティクルボード)を用いても、重量床衝撃音遮断性能が劣らないことが実証されています(図1)。このように、厚物パーティクルボードを床下地材として利用することによって、住宅内の音環境が改善されるだけでなく、根太を省略して施工の合理化を図ることができ、さらに木質資源のリサイクルに貢献することができます。

(構造利用研究領域)

 パーティクルボード1(木口)
写真1 パーティクルボード1(木口)

 

パーティクルボード2(木口)
写真2 パーティクルボード2(木口)

 

色々なパーティクルボード
写真3 色々なパーティクルボード

 

厚物パーティクルボードを張った床
写真4 根太を省略して施工を合理化した床組に厚物パーティクルボードを張った床

 厚物パーティクルボードを張った床の重量床衝撃音レベル低減量
図1 厚物パーティクルボードを張った床の重量床衝撃音レベル低減量
横軸:オクターブ中心周波数

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