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更新日:2010年5月31日

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森林資源の利用 Q26

  • Q26 : 木材を使った福祉用具にはどのようなものがありますか?
  • A26 : 福祉用具は、障害や高齢のために支障があってできにくいことやできないことを補ったり、機能訓練のための用具であり、様々なものがあります。重なる言葉として、福祉機器とも言いますし、主に介護をする人が使用するものは介護機器、介護用品と呼びます。また、障害や高齢の人自身が使用するものを自助具、体に直接使用するものを補装具と呼んだりします。
     ポータブルトイレや車椅子、歩行器、ベッド、カート、手すり、パーテーション、階段、スロープ、杖、遊具・教材などの福祉用具に、最近では木材を使った製品をよく見かけるようになりました。福祉用具の素材として木材を使用する場合は、もちろん木質感が最大の武器となります。そして木材の表面へは、これまで以上に美粧性の維持、劣化や汚染の防止、さらにやわらかさといった性能の付与が求められています。心をなごませ、しかも安心・安全で、メンテナンスの容易な木製福祉用具の開発が待たれています。

(木材改質研究領域)

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