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更新日:2010年5月31日

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森林資源の利用 Q3

  • Q3 : スギ花粉症はなぜ日本に多いのですか?
  • A3 : スギは成長が早く建築材としての需要が高かったため、戦後積極的に植えられました。スギの開花は通常20~30年生で始まるので、1975年頃から花粉をつける樹齢になったスギが急激に増加し、周期的にスギ花粉が大量に飛散するようになりました。スギ花粉症の患者はこの頃から急増しました。スギやヒノキの花粉の飛散量が多い状態は今後もしばらく続くと考えられます。花粉症の原因となる植物はスギやヒノキだけではなく、ブタクサなど日本で確認されているものだけでも50種以上に及びます。なかでもスギ花粉症は、花粉症患者の8割以上を占め、国民の10%以上が罹患しているといわれています。スギ花粉症患者の多くは、ヒノキの花粉とも反応するというデータもあります。

(生物工学研究領域)

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