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ホーム > 研究紹介 > 研究成果 > 今月の一枚(No.283~) > No.306:ホウチャクソウ

更新日:2022年6月22日

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今月の一枚(No.306):ホウチャクソウ

 

disporumsessile

ホウチャクソウ(イヌサフラン科)

Disporumsessile

ホウチャクソウは日本全国に分布する草本植物で、初夏に白い花を咲かせます。海外でも極東ロシアから東南アジアまで分布します。以前はユリ科に分類されていましたが、現在イヌサフラン科とされています。

森林の林床に生育することが多く、雑木林などでよく見ることがあります。日陰で風通しのよいところを好むようです。草丈は30cmから60cm程度で、茎の上部にある葉の付け根から長さ2cmほどの花が垂れ下がって咲きます。花弁(花びら)と萼(がく)が3枚ずつあり、筒状に細長い花となります。

お寺の軒下につり下げられる宝鐸(ほうちゃく)という飾りを連想させることから、この名前がつきました。

なお、有毒成分を含むため、食べると中毒を起こします。吐き気、めまい、下痢などの症状の出た事例があるので誤って食べないように注意が必要です。

2022年4月27日高知県越知町横倉山にて撮影

(写真と文:佐藤重穂)

本記事公開日:2022年6月22日

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