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更新日:2024年3月21日
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写真1
写真2
コアカミゴケ(Cladoniamacilenta、ハナゴケ科、地衣類)
雪が少し残る伐採地でコアカミゴケの赤い子器(しき)を見つけました。写真1では地面に落ちた古い木片、写真2ではスギの切り株についています。
本種は「こけ」という名前がついていますが、いわゆるコケ植物(蘇苔類)とは違い植物ではありません。地衣類と呼ばれる生物で、菌類と藻類の共生したものです。動物・植物・菌類という大きなくくりとしては菌類になります。
子器(しき)とは胞子が作られる器官です。
身近にも見られる地衣類としてはウメノキゴケがまず挙げられるでしょうが、本種も近所から高い山まで広い範囲で見ることが出来ます。
2024年3月13日高知県吾川郡いの町奥南川国有林
(写真と文:大谷達也)
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